【 首都移転】ジャカルタから首都を移転【 移転先はカリマンタンへ】カリマンタンが選ばれた理由5選
なぜカリマンタンがジャカルタの首都の移転先選ばれたのか、ジョコ大統領は次の5点をあげています。
カリマンタンが選ばれた理由5選
ジョコ大統領は2019年8月26日の演説で、「なぜカリマンタンが移転先に選ばれたのか」と前置きをした後に次の5点をあげています。
- Risiko Bencana Minimal(災害リスクが最小である)
- Lokasnya Strategis(ストラテジーな場所である)
- Berdekatan Dengan wilayah Perkotaan yang sudah berkembang(すでに成長している都市部から近い)
- Telah Memiliki Infrastruktur Yang Relatif Lengkap(インフラ整備が比較的整っている)
- Telah Tersedia Lahan Yang Dikuasai Pemerintah Seluas 180 Ribu Hektar.(政府が所有している土地が18万ヘクタールある)
災害リスクが最小である ストラテジーな場所である すでに成長している都市部から近い インフラ整備が比較的整ってい 政府が所有している土地が18万ヘクタールある
災害リスク最小である
ジョコ大統領は東カリマンタンが選ばれた理由の一番目に、災害リスクをあげています。 ジャカルタの洪水リスク、地震リスク、津波、森林火事、火山の噴火(ムラピ)、地すべりなどをあげました。
ストラテジーな場所である
インドネシアの国全体でみたときに、東カリマンタンが中心に位置しているという理由です。
すでに成長している都市部から近い
移転先を予定している地域の近くには、Balikkapan(バリックカパン)とSamarinda(サマリンダ)という都市が近くにすでにあることです。
インフラ整備が比較的整っている
移転先を予定している地域のインフラ整備がある程度整っていることを理由としています。
政府が所有している土地が18万ヘクタールある
最後になぜカリマンタンがジャカルタの首都の移転先選ばれたのか、それは政府が所有している18万ヘクタールという土地が用意できるかだと述べました。
まとめ
ポイントは、災害リスクを一番目の理由としてあげているところ。 上記以外にもジャカルタの慢性的な渋滞による空気汚染や、ジャカルタだけでなくジャワ島に多くの人が集まるっている状況を打破するにはカリマンタンは最適な場所として選んだのでしょう。 ジャカルタの首都移転は来年から徐々に設備を整えて、2024年頃から徐々に政府の機能を移行して行く予定になっています。